今日も裁判におけるテーマです。
アメリカは、訴訟が多いことでよく知られています。
日本に比べて、弁護士自体も一般の人にとって、とても身近な存在です。
中には、TVタレント並みによくテレビに出てくるスター 弁護士もいますよね。
その高額な弁護費用が話題になったり、有名人の訴訟を受け持って話題になったり。
O.J.シンプソンやマイケル・ジャクソン、ひいては先日三浦社長を担当したりした弁護士などなど・・・。
その法廷における派手なパーフォーマンスや、かっこよさが映画になったりもします。
彼らは、陪審員の心を引きつけ、操り、そのリーダーシップと
ヒューマンなタッチで自分の目的地に陪審員たちを連れて行くのが得意です。
しかしながら、裁判が長引くと、様相は変わってきます。
陪審員にとって、スター 弁護士のパーフォーマンスがいちいち目障りになってきて
演技っぽく見えたり、暑苦しく感じたりしてくるのです。
そんな経験ありませんか?
スター は、瞬時に人々を魅了し、引きつけることができますが、それを持続させることは苦手です。
そこに出てくるのが、スター の対極にいるアキュムレーター です。
彼らは、時間をかけてジックリと味を出していきます。
長く付き合えば付き合うほど、そのリアルな存在感が価値となって現れてきます。
彼らの、責任感、信頼にたる人間性などが、対象に理解されるには時間がかかるのです。
長期裁判においては、結局アキュムレーター 弁護士に軍配が上がったりしてします。
弁護士も裁判員/陪審員という人間相手の商売。
日本の弁護士さんも、ウェルスダイナミクスを勉強する必要性がありますね。