今、マスコミから引っ張りだこの勝間和代さんです。
本職は経済評論家(兼公認会計士)で、これまでの経営コンサルタント、トレーダー、証券アナリストなどの経験を生かして、2007年からフリーの経済評論家として独立。
代表著書として下記があります:
- 無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法 ディスカヴァー21
- 決算書の暗号を解け! ダメ株を見破る投資のルール ランダムハウス講談社
- お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践 光文社
- 効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法 ダイヤモンド社
- 勝間和代のインディペンデントな生き方実践ガイド ディスカヴァー21
- 勝間和代の日本を変えよう 毎日新聞社
- 史上最強の人生戦略マニュアル きこ書房(訳書)
- 起きていることはすべて正しい ダイヤモンド社
- 勝間和代の成功を呼ぶ7つの法則 マガジンハウス
- 断る力 文藝春秋
彼女のプロファイルは、テーマのとおりメカニック。
メカニックの特徴、強み弱みは、下記のとおりです。
このプロファイルの人たちは、根気があり、何かを作るときには、できるだけ長持ちするように作ります。
完璧主義者のため、常に自分のシステムの改善すべき点を探し、製品をさらに洗練させようとします。
そのため、業務の効率化に専念することで富を生み出します。
メカニックの成功者には
ヘンリー・フォード(フォード・モーター創業者)
サム・ウォルトン(ウォルマート創業者)
などが挙げられます。
メカニックの強み
- 創造力に富む 完璧主義者
- 細かいところに気を配る
- 物事をうまく完成させる
- すばやく手直しができる
- システムの中の効率の悪い部分を見つけられる
- 単純化して複製する
メカニックの弱み
- 打ち解けず、人と距離を置く
- コミュニケーションの取り方を誤り、摩擦を起こすことがある
- 組織立っていて、融通が利かないことが多い
- 社内のことにばかり目が向いて、市場の変化を見過ごすことがある
- 完璧にすることにこだわり、変更をすんなり受け入れないことがある
彼女がメカニックである所以は・・・
1 著書の数の多さ(共著を除いて25冊)
同じメカニックの有名人として、中谷彰宏さんが上げられます。
彼の著作数もハンパではありません。(共著を除いて49冊)
彼らは、本執筆のシステムを作り上げてしまったのでしょう・・・
彼の講演会にも参加したことがありましたが、メカニックでしたね~。
なぜ、メカニックの人たちは、こんなに本を書けるのでしょう。
A ウェルスダイナミクス・スクエア上側に位置しているため、アイディアはドンドン降ってくる。
B 分析、分解、単純化して、仕組みを理解。
(メカニックは、分解して組み立てなおすのが趣味)
それを違う目的で再構築(組み立てなおし)すれば、
多くの本を多岐にわたるテーマで執筆することができる。
内容については、著書については下記のような特徴があります。
A 著書は、ほとんどがノウハウものであり、フィクションではない。
(無から有を生み出すクリエイターではない)
B ウェルスダイナミクス・スクエアの左上に位置するので
●上「What」→新しい切り口
●左「How」→ノウハウ
が得意
2 表現の乏しさ
この頃は、テレビでも引っ張りだこの勝間さん。
これは、「人生戦略手帳」という自分の商品を紹介しているところですが
彼女自身または商品さえも魅力的には見えないですよね。
商品の説明はうまいはずですが、宣伝は苦手・・・。
これが、左側のプロファイル(メカニック・ロード・アキュムレーター)の弱みですね。
物事を「拡大」することよりも、「細分→複製」することによって価値を高める人たちなので、人に伝える時にはこのようになってしまいます。
彼女の場合、努力家なので、何に対しても果敢にチャレンジされていますが
私からは「苦手な部分においても目標を設定してガンガン努力するのではなく
欲張らずに、メカニックとしてカッコイイ部分だけ、得意な部分だけで勝負された方が
勝間さんの価値は上がるし、ファンも増えるでしょう。
「何でもできてスゴイと言われるより、ココだけは追随を許さない人の方が見えやすいし、理解されやすいのです。」
と言いたいところです。