先週は、
ちょっとダメ男なジムみたいな友人を前に
実際みんなはどんな反応をするのかを教えてもらいました。
ちょっとダメ男なジムの話*****
クリスマスシーズン真っただ中ですが、
今日は先月私が行ってきたセミナー@プーケット
においての一コマをご紹介します。
そのセミナーとは8日間の長丁場において、
その筋のエクスパートたちが
「価値の提供」(販売は一切なし)
を競う伝説のビジネスセミナーです。
今回は、そんな強者スピーカーたちが集う中でも、
メインスピーカーを張る方の担当タイムキーパー、
ジム(仮名)の話。
このスピーカーは
時間を守らないということでも有名で
(でも、本人はあくまでもいい人で
主催者側に協力したいと思っています)、
ジムもその噂をしっかり把握していました。
終了10分前、ジムはまず「10 min」と
でっかく書かれたカードをオーディオ
ステーションからスピーカーに表示します。
スピーカーが70代後半だったということもあるのですが、
スピーカーは全く気づかない。
そこで、ジムはステーションから降り、
カードを持って参加者の後ろ側に立ち、
再度カードを提示します。
それでも、スピーカーは見ない。
ジムはまたスピーカーの視線の先に移動しカードを見せます。
ジムはその後何か所かに移動したのですが、
彼は見てくれないので「?」と
だんだん焦ってきました。
そして、後ろにいる私たち(スタッフ側)に対して、
照れ隠し/言い訳てきなジェスチャーを通して
非言語のコミュニケーションを取り始めました。
メッセージとしては、
「困ったなー」
「僕はこんなに努力してるのに…」
「僕が悪いんじゃないよ、自分はやるべきことをやってるよ、ほら…」
「これだけやっても、見てくれないんだ…」
「僕の責任じゃないと思わない?」
などなど、いろいろな顔と仕草で訴えてきます。
その割に、仕事である
「スピーカーに時間を伝える」
というところでは相変わらず結果を出していないのです。
やろうと思えば、
スピーカーの視線の先で目立つ動きをするなど、
彼の注意を引き付けるやり方は
まだまだいくらでもありました。
(私的には…)
でも、そこはジムは中途半端。
全くふわふわしていました。
後ろから見ていて、全く
コミットメントが感じられませんでした。
そして結局ジムは「登壇者に時間を伝える」という
そんな簡単な使命を全うすることができなかったのです。
私の感想:
「つかえなーい」
あなただったら、どう思います?
「そんなに頑張ってるのに大変ねー…」
ですか?
この頃のSNSでは、
「結果を出すことよりも自分の見てくれを気にしている人」
がいっぱいいて、
ジムのように同意を求めています。
そんな時のあなたのコメントは
「大変だよねー」
「わかる、わかる」
「しょうがないよ」
ですか?
それとも…
是非、清き一票をください。
ここまで*****
実際、300件以上の回答をいただきました。
そして結果は…
こちら!
ノーコメント 44%
「甘えてんな」ふんわり伝える 20%
「わかるわかる」でも実際そう思っていない 16%
「甘えてんな」ストレートに伝える 13%
「わかるわかる」実際そう思っている 7%
ご覧のとおり、「ノーコメント」がトップ。
実は、私もこの仲間。
<分析1> シビアに見てます
彼らは結局、当該投稿に関わりたくないから
「ノーコメント」にしたわけ。
その中には「わかるよー、だよねー」と
投稿に対し好意的な人がいないと判断すると、
投稿に対して「わかるわかる」と承認、
賛同してくれている人は、
7%しかいないということ。
「いい人」で世界に名立たる日本人ですが、
意外とシビアに周りの人たちを見ているんです。
見られてるようです。
<分析2> 本音トークなコミュニティ
「わかるよー、だよねー」と
実際に思ってない人が 93%いるわけですが、
その中で “本音” と “建て前” を
使いこなしている人の数は、結局
17.2% {16 ÷ (44+20+16+13)} ということ。
もちろん、
ウェルスダイナミクスに興味を持っている
読者コミュニティの中での統計ですが、
意外とみんな正直。
暮れのお忙しい中、
回答を送ってくれた方々、
本当にありがとうございました。
これからも、みんなが求めているものを提供できるよう、
こんな形でアンケートを実施させていただく機会があると思います。
本年も私のメルマガ・ブログをご愛読いただき、
本当にありがとうございました。
次回は来年1月の更新です。
来年も、よろしくお願い致します。
どうぞ、よいお年をお迎えください!
宇敷 珠美