先日、フジコ・ヘミングのコンサートに
行ってきました。
今日は、87歳になった今、ますます
世の中に必要とされているフジコ・ヘミングさんの
超オリジナルな価値を掘り下げていきます。
メルマガをずっと購読してくれている方は、
私のクラシック音楽好きを
ご存知のことと思います。
(私が好きなのはクラシック
だけではないですが)
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参考:
メルマガ過去記事
(時間があるときにゆっくり読んでください)
聴けるリーダーシップ
https://tamamiushiki.com/ja/2019/03/01/leadership/
リーダーシップ アンサー編
https://tamamiushiki.com/ja/2019/03/11/leadership2/
自信と姿勢とフローの関係
https://tamamiushiki.com/ja/2018/10/20/chloe-chua/
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フジコ・ヘミングさんは、こんな人********
ピアニスト大月投網子とロシア系スウェーデン人の
画家、建築家ヨスタ・ゲオルギー・ヘミングの間に
ベルリンで生まれる。
東京芸術大学を経て、ドイツに留学。
今世紀最大の作曲家・指揮者のひとり、
ブルーノ・マデルナにウィーンで
才能を認められ、彼のソリストとして
契約(レナード・バーンスタインからの支持と援助あり)。
しかし、ウィーンでの演奏会の直前に
両耳の聴力を喪失(現在は左耳が40%ほど回復)。
日本では1999年テレビの
ドキュメンタリー番組をきっかけに
一躍時の人となる。
叙情的でドラマティックな演奏は、
クラシックファン以外の人の心も掴み
デビューアルバム『奇蹟のカンパネラ』は
累計300万枚というクラシック音楽界では
異例の大ヒット。
公演活動で多忙を極める中
猫や犬をはじめ動物愛護への
関心も深く、長年の援助も続けている。
また、米国同時多発テロ後の
被災者救済のために1年間CDの印税の全額寄付や、
アフガニスタン難民のためのユニセフを
通じたコンサート出演料の寄付、
3.11東日本大震災復興支援チャリティーコンサート
及び被災動物支援チャリティーコンサート
といった支援活動を続けており
こうした人や動物を愛し支援する事を忘れない
人間味溢れる人柄も多くのファンを
魅了してやまない。
ここまで********
日本デビュー20周年を迎えた
“魂のピアニスト”。
彼女の人生、彼女の感性が奏でる
情感あふれる演奏は、「胸が熱くなる」
「泣ける!」とクラシックファンでは
ない人たちの心も掴んでいます。
かく言う私も、
先日の彼女の演奏を聞いて涙が出ました。
何でだろうと考えました。
結論として、それは彼女の
「ソフト」で「奔放」で「温かい」
ピアノの音色から出てくる
「潔さ」「正直さ」「一生懸命さ」「脆さ」
を感じたからでした。
当日の彼女の演奏曲目は下記のとおり。
・モーツァルト:ピアノ協奏曲 第21番 ハ長調 K.467
・ショパン:ノクターン第1番変ロ短調op. 9-1(ピアノ独奏)
・リスト:ラ・カンパネラ(ピアノ独奏)
最初のピアノ協奏曲を
オーケストラと一緒に弾いている時、
彼女は間違えて、曲を止めてしまいました。
聴衆として、私もドキドキでした。
曲が終わってから、彼女はコメントで
「ごめんなさい」と。
その後、
・ショパン:ノクターン第1番変ロ短調op. 9-1(ピアノ独奏)
に移るのですが、その最初の
1音だけで心が動かされました。
この曲です。
https://youtu.be/3TVCB9y2A7o
結局、私が感動した根本的な理由は
「彼女は全てを曝け出して、
そこにいる人のために
表現/提供している」
ことだったんです。
彼女のプロファイルは分かりますか?
分かった人は是非こちらから投票を!
https://pardot.profiletest.net/l/135441/2019-09-14/5kjqsn
参考動画:
徹子の部屋
https://youtu.be/pfG5AcYq_j0
インタビュー動画
https://youtu.be/fSxa1mgVnMo
みんなのプロファイリングを受けて、
彼女の価値の分析を続けたいと思います。
宇敷 珠美