2019年3月21日、イチローが28年間の現役生活を終える引退会見を行いました。
彼は、マイケル・ジャクソンと同位トップで、私のブログに最も登場してきた人。
代表的な、国民的アキュムレーターです。
それにしても、アキュムレーターって、なんてこう味があるんでしょう・・・。
深く、厳しく・・・。
白いものが多くなってきた揉み上げを見たりすると、なんだかとても切ない。
会見の中での、彼のアキュムレーター的発言を下記に集めてみました。
「人よりも頑張ったとは言えない」
一般から見たら、彼はすんごく頑張っているはず。
これは彼のスタンダードが高すぎるため、このような表現になっているだけ。
そして、絶対に自分を過大評価、表現しないアキュムレーターならではの発言でもある。
「”メッセージを一言” って、ほんと苦手なんだよなー!」
切れる頭が、対象に対して一言っていうときには機能しない。
私(ロード)もそうですが、特定の人たちに対して特別「伝えたいこと」「思い」がないというか。
もちろん、ファンのみんなとか、溢れる思いを持っている特別な人たちはいますが。
「ゆっくりしたいとか、全然ない」
バケーションで南の国に行ってゆっくりしたい、などという気持ちは皆無のよう。
基本、スチールの人たちはプライベートの楽しみ方をあまり知らない。
まさにイチローもそんな一人。
「常に誰かの思いを背負ってきた。これはなかなかきつかった。」
彼がきつかったと言うのだから、相当きつかったのだと思う。
また、Mr. 責任感とも言われるアキュムレーターだから、必要以上に重くそれを受け止めていたとも思います。
「一番努力したこと?去年の5月から試合に出られなくなったが、そこから今までの間。」
普通だったら、晴れ舞台のために頑張ったこととかなどを挙げるであろうところ、
そんな何も起きていない地味ーな時期が挙げられた。
でも、そんな試合に出られない期間こそ、メンタルもフィジカルも死に物狂いでトレーニングに励んだのでしょう。
目に見えるようです。なんか、切ないです。
時は流れ、始まりがあれば終わりがある。
でも、本当にいいもの見せてもらいました。
アキュムレーター国日本の価値を、世界に見せてくれました。
でも、終わりは始まり。
今後の生きるレジェンドの活躍も、とっても楽しみにしています。
宇敷 珠美